ヘルプデスクはユーザーからのIT関連の問い合わせに対して、解決策を提案することが主な仕事となる。その仕事は大きく社内ヘルプと社外ヘルプの2つに分けられる。社内ヘルプは社内のシステム部署に在籍し、社員からの問い合わせに対応する。システムの操作方法をはじめ、社内ネットワークや各種ソフトの使い方など、幅広く問題やトラブルを扱うことになる。
加えて、社内デバイスの管理やメンテナンスなどハード面に携わることもある。担当部署によって業務内容も多岐にわたるので、柔軟性が求められる業種と言える。
対して社外ヘルプデスクは、自社のサービスを利用する、一般ユーザーの問い合わせ対応が業務だ。問い合わせ窓口のスタッフとして、電話口でユーザーの依頼やトラブルに対応する。
また、問い合わせ内容を残したり、解決できない問題を関連部署に上げたりする。
社内ヘルプデスクと社内SEの違いとしては、社員からの問い合わせに即座に対応できるか否かにある。社内SEの主な業務はシステムの管理なので、個々の問い合わせに対して対応しきれない面がある。企業の規模によってはSEがヘルプデスクを兼ねることもあるが、規模の大きな企業では社内ヘルプデスクを別に設けるのが一般的だ。
社内ヘルプデスクは、システム関連の社員サポートとして、自社の発展に貢献する職種と言える。
一方、社外ヘルプデスクは顧客サポートを通じて、自社の運営に貢献する職種となる。社内と社外を問わず、ヘルプデスクはフリーランスの需要が高い仕事の一つである。