ITの仕事に興味がある、ITの知識を幅広く活用したい、といった人にはヘルプデスクの仕事が最適だ。ヘルプデスクとはデスクセンターの対応業務全般のことで、パソコンやアプリケーションなどのシステム関連のサポートをするものだ。
例えば、パソコンの利用者が作業中に不具合を感じたとき、自分で解決できないときに問い合わせするのがヘルプデスクである。パソコンのトラブルは実に多岐にわたっているため、さまざまなトラブル解消の知識やノウハウが求められる。ヘルプデスクは原因を特定して、利用者に対して的確にアドバイスするのが仕事である。「パソコンの電源が切れたまま作動しない」「システムがエラーを頻発する」といった状況を解決していくのだ。
パソコントラブルに遭遇した利用者は、イライラしながら問い合わせをしてくることが多い。そのため優れたコミュニケーションスキルも求められる。売り言葉に買い言葉で対応してしまう人は、ヘルプデスクの仕事には向いていないのだ。
相手はパソコン初心者や高齢者であるケースが多いので、専門用語を並べずにわかりやすく説明することが大切である。正しい敬語の使い方はもちろん、声のトーンにも気をつける必要がある。
相手を不快にするとクレームを入れられる原因となるので、まずは相手の不満をしっかりと聞き入れて同意することが大切だ。
人間は同意されることで気持ちがリラックスし、相手に心を許してくれることが多い。高いコミュニケーションスキルを身につけておくことは、自分自身をストレスから守るためにも重宝する。
◎今回の参照サイト⇒【企業を支える縁の下の力持ち!ヘルプデスクになるには】