ぺ・ヨンジュン主演の歴史ファンタジー「太王四神記」が4月5日、NHK総合でスタートする(午後11時10分、全24話)。高句麗第19代王「広開土大王」タムドク役で、神話的要素や恋愛などを盛り込みながら真の王へと成長していく姿が描かれる。このほど来日したキム・ジョンハク監督に、見どころなどを聞いた。
◆高句麗の全盛期を作り上げた王として、国民的英雄です。彼は唯一、大陸まで勢力を伸ばしましたが、奪い取るのではなく王も民もそのまま。塩や米など互いにない物を交換して物流を築き、仲間として融合させていった。今の世界こそ、このようなトップが必要ではないか。果敢に挑戦する彼の気概を、今の若者たちに見せたかったのです。
??ぺ・ヨンジュンを起用した理由は?
◆ヒーローというのは力強いだけでなく、情を大切にする人間らしさも持ち合わせていなければいけない。だからこそ臣下は王のために命を懸ける。彼なら、柔らかさの中のカリスマ性を表現できる。アジア全体に通用する俳優ということも大きな要素です。
??韓国で高視聴率をマーク。見どころは?
◆済州島に敷地面積8万平方メートルという韓国最大規模のセットを作り、宮殿や市場、庶民の家などを細かく再現。高句麗時代の雰囲気を楽しんでいただけるはずです。韓国初のデジタルドラマということで、CG(コンピューターグラフィックス)もふんだんに使っています。戦闘シーンはキルギスで1カ月半ほどロケをし、迫力のある映像を撮りました。日本ではすでに劇場で公開されていますが、大スクリーンでも楽しめると思います。チェ・ミンス、ムン・ソリら映画界の実力派俳優も、作品に厚みを増してくれました。
??演出上こだわったことは?
◆ロウソクなど光を演出することにより、キャラクターの持つ雰囲気を描写したかった。衣装も、その人物らしさをいかに表すかにポイントを置きました。音楽は宮崎駿監督の作品が大好きで、ぜひ頼みたいと思っていた久石譲さん。情緒的な感覚が合うと感じていましたが、素晴らしい音楽を作ってくれました。
??韓流ドラマが日本人に飽きられてきたという危機感があって、このドラマを作ったとか。
◆韓流人気に便乗して、決まりきったストーリーや代わり映えしない映像などを無分別に制作、輸出した韓国側の過ちは大きい。今後も日本や他のアジア諸国で愛されるには、固定観念を捨て、新しい試みや素材、しっかりとしたストーリー作りをしていく必要があります。
??このドラマに込めたメッセージは?
◆アジアはひとつということ。そして天から選ばれただけでなく、自らの意志で人生を切り開いていくのが真の英雄だということです
http://mainichi.jp/enta/geinou/news/20080328dde012200065000c.html
